・読書マラソンを実施します。上橋菜穂子先生の『守り人』シリーズを読み返します。外伝を含みます。よろしくお願いします。
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2025.5.2
・まずは新潮社からでている外伝三冊『流れ行く者』『炎路を行く者』『風と行く者』を買いました。それ以外の本編(もう持ってます)も新潮社文庫版です。
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2025.5.3
・『精霊の守り人』読了。久しぶりに読んだけどやはり面白い。こういう話を好きになったのはこの話を読んだからでしかない。自分と他者、現世と異界。語り継がれものと忘れられるもの。
・『闇の守り人』読了。全体を通して”闇の奥底で光るもの”、みたいな話。ストーリーでありテーマであるというか。そこが好き。
上橋先生の文体、やはりヘッドジャンピング的だなーと再確認出来たのもおもしろいところ。文体って本来自由でいいんだろう、多分。
・『夢の守り人』読了。じんわりとしてうすら暗いがそれもまたよい。ジンがまた気絶させられてるのにちょっと笑ってしまった(今更)。全体としては悲しい、夢みたいな話。
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2025.5.4
・『虚空の旅人』読了。この巻から話が大きく複雑に、そして辛くなってくる。読むのに時間がかかった…。この話の大きさが、のちの『獣の奏者』からの『鹿の王』につながるんだなーという発見。
・『神の守り人』上 読了。社会階層による軋轢、軋轢に次ぐ軋轢。国というもの、決して一枚岩ではない。時系列としては『虚空』直前か。なんかそういうところも読み返すまで曖昧だったので喜びがある。
で、なんかちょっと思っていた"異界"のこと。北の大陸はたまたまこの異界と近いのかな、と思ってみる。南の大陸より、重なりの乖離が浅い? みたいなイメージを見た。個人の感想ですが。
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2025.5.5
・『神の守り人』下 読了。希望はあるのかないのか。一度箱ができると、その中は淀んでいく。
・『蒼路の旅人』読了。ラスト、改めて読むと「むごい」と思ってしまった。実際そうなんだろう。大きな”流れ”が来る、予感のお話。
・『流れ行く者』読了。薄っすら記憶がよみがえってきたので、もしかすると読んだことある? ほぼ覚えてなかったけど。多分子どもなのでよくわかってなかった。内容(描いてること)が結構難しい。
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2025.5.6
・『天と地の守り人』第一部、第二部読了。いよいよ話がクライマックスに向かっている。自然とか歴史とかの大きい流れ、国の流れ、人の命という小さな流れ。
・『炎路を行く者』読了。ここらではさんどくか~と思ってこのタイミングで読みました。アラユタン・ヒュウゴ、”こう”だったんですね。何故今まで読んでいなかった…?
・『天と地の守り人』第三部読了。記憶よりあっさりした終わり方だった。これくらいでいい、これがいい。私たちはたまたまこの部分を切り取って見せてもらってるだけ。
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・外伝『風と行く者』読了。ジグロ回。これも何故今まで読んでいなかった? と思ったりした。ジグロがかっこいい、(主に)過去編。
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これで本当に全部読みました。なんかさみしいですね。